フランク・ステラの作品@THE GLASS HOUSE・Painting Gallery [20世紀美術(海外)]
ニューヨーク旅行の際は、
フィリップ・ジョンソン設計のガラスの家に行ってきました。
行った目的の一つはフィリップ・ジョンソンの建築を見ることですが、
もう一つの目的はフランク・ステラさんの作品を見るためでした。
フィリップ・ジョンソンは建築家であると同時に
キュレーターでもあり、アート作品の収集家でもありました。
彼自身が建物の一部を設計し、キュレーターも務めた
ニューヨーク近代美術館には彼の寄贈作品が多くあります。
一方、彼の自邸のガラスの家の敷地内には、
ペインティング・ギャラリーがあり、
アート作品が展示されています。
ここにはフランク・ステラさんの作品が多くあり、
見学を楽しみにしていました。
結果的には今回のアメリカ旅行中で、
一番多くのフランク・ステラさんの作品に出会うことができました。
このペインティングギャラリーは
絵画のかかったパネルが回転扉のように
中心軸を中心に回転する機能を持っていて、
気分に応じて絵画を入れ替えることが可能です。
よく見るとパネルの上には回転の際のガイドとなる
円形の溝があります。
この回転パネルはギャラリー内に全部で3つあり、
外から見ると古墳のようなギャラリー入口の上部に
3つの円盤が見えます。
Frank Stella「Tetuan II」、「Averroes」
ぼくが行ったときに展示されていた作品は、
初期のアルミニウム・シリーズの「Averroes」と
モロッカン・シリーズの「Tetuan II」
Frank Stella 「Hagmatana III」
分度器・シリーズの「Hagmatana III」
<
Frank Stella「Effingham II」
不整多角形シリーズの「Effingham II」
Frank Stella 「Brzozdowce I」、「Konskie III」
そして、平面からの離脱を開始した時期の
ポーランドの村シリーズ「Brzozdowce I」と「Konskie III」です。
フランク・ステラさんの初期の歩みがよく分かる6作品でした。
↓過去のフランク・ステラさん関連記事
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-11-22-1 (フランク・ステラのピンバッジ)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2013-12-17 (フランク・ステラ@MoMA)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2013-12-18 (フランク・ステラ@ワシントン)
THE PHILIP JOHNSON GLASS HOUSE http://theglasshouse.org/
THE GLASS HOUSE COLLECTION http://artsy.net/GlassHouse/collection