ドナルド・ジャッドの自宅兼アトリエ@101 Spring St.を窓の外から [現代美術]
ニューヨーク旅行の前に、
ニューヨークのSOHOにあったドナルド・ジャッドの
住居兼アトリエが一般公開されていることに気がついたのですが、
予約制のガイドツアーは既に満員で、
参加することができませんでした。
一般公開は週3日、1日3回、各回8名と参加者が限られているのと、
今年から始まったばかりということで、
予約が埋まりやすい状況のようです。
この住居兼アトリエは、
元々ジャッドが購入した5階建てのビルで、
ドナルド・ジャッドの作品はもちろんのこと、
フランク・ステラやダン・フレイヴィンなど友人アーティストの作品、
またジャッド自ら設計した家具などが、
生前のまま永年展示されています。
数ヶ月前から予約すれば、行けない事もなさそうなので、
次回もしもニューヨークに行くことがあれば
ぜひ行きたいと思います。
実は、5階建てビルの1階部分だけは、
外からガラス越しに覗き見ることが可能ということで、
今回は1階部分だけを(ガラス越しに)覗き見てきました。
1階部分だけでも、
ジャッドの世界が堪能できます。
ジャッド自らが展示レイアウトをしていると思うので、
その意味でも貴重な気がしました。
ジャッドの美意識が伝わってきます。
ただ、やっぱり他のフロアーもぜひ見てみたかったです。
↓のHPで内部の写真や動画などが紹介されています。
JUDD FOUNDATION http://www.juddfoundation.org/
-----------------------
ドナルド・ジャッドの作品は
ディア・ビーコンまで行くとまとまった数の作品を見ることができます。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2013-12-13 (Dia:Beaconへ)
また、MoMAにも作品が展示されていました。
Donald Judd 「Untitled (Stack)」
これと同様の作品が東京都現代美術館にもあります。
ジャッドのアトリエは
いくつかの雑誌でも紹介されています。
ぼくは↓この雑誌で知りました。
BRUTUS (ブルータス) 2013年 9/15号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2013/09/02
- メディア: 雑誌
タグ:Donald Judd
ウォルター・デ・マリアの作品@NYC・SOHO [現代美術]
Walter De Maria「The Broken Kilometer」@393 West Broadway
ニューヨークのSOHOに
ウォルター・デ・マリアさんの作品があるということで、
行ってきました。
贅沢なことに、実はSOHOには2つの作品があって、
1つ目が「The Broken Kilometer」で、
つなげれば1kmになる2mの棒500本が
ビルの1室に並べられた作品です。
Walter De Maria「The NY Earth Room」@141 Wooster Street
もう1つが「The New York Earth Room」で、
ビルの2Fの1室に約13kgの土を敷き詰めた
ビックリする作品です。
↓この写真のビルの2Fが「The New York Earth Room」です
芸術作品があると言われても分からないくらい普通な外観です
ウォルター・デ・マリアさんの作品は、
明確なコンセプトの元に作られていますが、
どこか哲学的で、宇宙の根源や真理にせまるような崇高さを感じます。
SOHOで出会った2作品も
強く印象に残る作品でした。
写真撮影禁止ですが、
Dia芸術財団のHPに写真があります。
場所もHPに記載されているので、興味のある方はご確認ください。
DIA ART FOUNDATION
THE BROKEN KILOMETER http://www.diaart.org/sites/main/53
THE NY EARTH ROOM http://www.diaart.org/sites/main/52
ウォルター・デ・マリアさんですが、
今年の7月に亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。
日本では直島に「見えて/見えず 知って/知れず(Seen/Unseen Known/Unknown)」と
「Time/Timeless/No time」の2作品があります。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2007-12-05 (「見えて/見えず 知って/知れず」)
↓こちらの雑誌で建築家の重松象平さんが
最も”汚い”部屋として「The NY Earth Room」を紹介しています。
他にも重松象平さんのガイドは今回の旅で参考になりました。
↓こちらの本にもSOHOのウォルター・デ・マリアさんの作品の情報が載っていました。
やはり今回の旅で非常に参考になりました。