脇田和マグカップ [20世紀美術(日本)]
脇田和美術館に行ってきた時に、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-08-24
買ってきたマグカップです。
子供の画がかわいいです。
カードもいいです。
脇田和さんは
絵本の絵もいくつか描かれています。
「おだんごぱん」は昔読んだ記憶があって
なんだか懐かしいです。
「脇田和 生誕100年展」@脇田美術館 [20世紀美術(日本)]
東山魁夷さんと秋野不矩さんの生誕100年展が開催中で、
記事でも紹介してきましたが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-08-22
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-06-22
脇田和さんの生誕100年展も軽井沢の脇田美術館で開催中です。
鳥、花、子供などの身近なものを描いた作品からは
作者のやさしいまなざしが伝わってきます。
シャガールにも通じるような色彩の鮮やかさも
魅力的だと感じました。
脇田和さんの作品は
なかなかまとまって作品を見る機会が無かったのですが、
多くの作品を観ることができて、よかったです。
夏の軽井沢は人も多いですが、
脇田美術館は比較的落ち着いた雰囲気で
ほっとする時間を過ごせました。
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「脇田和 生誕100年展」@脇田美術館
2008/4/12-11/24
脇田美術館 http://www.wakita-museum.com/
http://www.wakita-museum.com/event/exhibit/wakitakaz100/index.html
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脇田美術館の前には息子さんの脇田愛二郎さんの彫刻があります。
また、中庭には吉村順三さん設計のアトリエ山荘もありました。
どちらも見逃せないです。
白髪一雄さんの死亡記事 [20世紀美術(日本)]
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000930339.shtml
約3年前の東京国立近代美術館で開催された「痕跡」展で、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2005-01-23-7
5,60年代に活躍した「具体美術協会」や「もの派」の作品を見たのが、
近・現代美術に興味を持つきっかけだったような気がします。
そのなかでも白髪一雄さんのフット・ペインティング作品は
印象に残る作品でした。
その後も色々な美術館の企画展や常設展で
白髪さんの作品に出会うたびに
スピード感ある足の痕跡を探すのは
楽しい体験でした。
今年になってからも東京国立近代美術館や
横須賀美術館の常設展で
白髪さんの作品に出会うことができました。
ご冥福をお祈りします。
「痕跡」展のカタログより
過去の具体美術協会関連記事:
金山明さんの死亡記事:http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-09-10
田中敦子さんの死亡記事:http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-02-02
堀尾貞治さんのSADAアート:http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2005-12-03-2
「具体」ってなんだ?―結成50周年の前衛美術グループ18年の記録
- 作者: 平井 章一
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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昨年4月、
コンセプチュアル・アートなどの芸術活動で知られる
ソル・ルウィットさんも亡くなられていました。
東京では原美術館の庭、テレビ朝日の玄関、新宿アイランドなどで
作品を見ることができます。
過去のソル・ルウィットさん関連記事:http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-10-06
「若林奮 -VALLEYS」展@横須賀美術館 [20世紀美術(日本)]
若林奮さんの作品「VALLEYS」が
最近新しく誕生した横須賀美術館の屋外に
設置されています。
その横須賀美術館で若林奮さんの展覧会が開催中です。
若林奮さんの彫刻はたまに見かけるのですが、
簡単には理解できそうにない感じなのに、
逆にそのせいもあってか、
奇妙に心に残っていました。
いつか個展に行って見たいと思っていたので、
横須賀美術館まで行ってきました。
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展覧会は有名な「振動尺」の展示に始まり、
「VALLEYS」に至る作品が展示されていました。
彫刻作品においては、
彫刻が作り出す空間が重要ですが、
若林奮さんの作品も彫刻の大きさ以上に
大きな空間を感じることのできる作品でした。
彫刻の作り出す空間にも色々あって、
大きく分けて、近寄りがたいオーラを持つものと、
引きつけられるオーラを持つものとがあるように思いますが、
若林奮さんの作品の前に立つと、
近寄りがたいオーラを持つのに
近づきすぎてしまったような奇妙な気分を感じました。
彫刻と自分との距離感が少し狂ってしまったような
不思議な気分です。
鉄板を谷のように設置した「VALLEYS」の中に立った時に、
特にそう思いました。
さびや風化により経時変化をする鉄を素材をしていたり、
人の手による加工の痕跡を強く残したりしている作品は
歴史や人との関わりなどを自然と連想させて、
さらなる広がりを感じます。
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「若林奮 -VALLEYS」展@横須賀美術館
2008/2/16-3/16
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/202.html
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海の見える美術館です。
↓こちらの本には強く影響を受けているのですが、
若林奮さんについても載っています。
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横須賀美術館は新しい美術館。
設計は山本理顕さんです。
収蔵は近現代の日本の美術ということで、
個人的には常設展も楽しめました。
谷内六郎館もあります。
猪熊弦一郎デザイン 三越包装紙 [20世紀美術(日本)]
猪熊弦一郎現代美術館に先日行ってきたのですが、
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2007-12-15
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2007-12-15-1
猪熊弦一郎さんといえば、三越の包装紙が有名です。
「華ひらく」という名前が付いています。
西武の田中一光さんとか、最近では松屋の原研哉さんなど
百貨店はデザイナーによるオリジナル包装紙を用いるのが主流ですが、
百貨店によるオリジナル包装紙は、
三越のものが最初のようです。
50年以上経ってますが、まったく色あせないデザインですね。
三越 http://www.mitsukoshi.co.jp/spcl/wedding/feature/11/
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東京近郊にお住まいの方は、
上野駅の壁画が頭に浮かぶかもしれません。
猪熊弦一郎さんによる「自由」という作品です。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 ミュージアムグッズ [20世紀美術(日本)]
美術館に行く楽しみといえば、
作品を観るのも当然なのですが、
他にも建築を観察してみたり、
レストランに立ち寄ってみたりといろいろ楽しめます。
そして、ミュージアムグッズも見逃せません。
各美術館で個性的なミュージアムグッズが用意されているので、
結構楽しめます。
中でも、最近行った丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の
ミュージアムグッズの充実ぶりはすごかったです。
数の多さだけでなくデザインの良さも目を引きます。
写真の馬のビニールバック以外にも、
ハンカチや便箋と封筒とか、
ついつい色々買って帰ってきました。
カードも素敵です。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 http://www.mimoca.org/
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ミュージアムグッズといえば、
↓DNPのミュージアムグッズを紹介したページはこちら
http://www.dnp.co.jp/artscape/goods/top.html
↓丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の紹介ページはこちら
http://www.dnp.co.jp/artscape/goods/0709_mimoca.html
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美術館から帰ってきたら、
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館のミュージアムグッズを紹介した本を見つけました。
みやげを求めて旅に行きたくなる本でした。
ぼくのように旅先でみやげを探すのが好きな方には
かなりおススメです。
「さよならナム・ジュン・パイク展」 [20世紀美術(日本)]
今年のはじめにナムジュン・パイクさんが亡くなられました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-02-02
そんなナムジュン・パイクさんの作品を集めた展覧会です。
ナムジュン・パイクさんといえばビデオアートで有名です。
ビデオアートといえば先端テクノロジーを駆使したイメージがありますが、
ナムジュン・パイクさんの場合テクノロジーをみせるのではなく
テクノロジーと人間の関係性を見せるということに主眼を置いていたようです。
美術館の外から見える数台のテレビで描かれた「心」という文字に
彼の思いを感じました。
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「さよならナム・ジュン・パイク展」@ワタリウム美術館
2006 6/10-10/9
ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/
篠原有司男「毒ガエルの復讐」展 [20世紀美術(日本)]
新刊が3冊も発売ということで
表参道のNADiffで開催中の篠原有司男さんの展覧会です。
以前の記事で、
篠原有司男さんは「塗る」画家ではなく「描く」画家だと書きましたが、
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-11-04-2
描きまくったドローイングが多数展示されていました。
NADiffでサイン本が売られていました。
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篠原有司男「毒ガエルの復讐」展@NADiff
2006 9/8-10/15
NADiff http://www.nadiff.com/
「モダン・パラダイス」展 [20世紀美術(日本)]
光、痕跡、心、夢、プリミティブという
近現代美術を代表する5つのテーマの下に
大原美術館と東京国立近代美術館
2つの美術館の名画が饗宴する展覧会です。
2つの美術館の饗宴を意識してか、
2つの作品を組み合わせて比較鑑賞する構成が特徴です。
2つの作品を並べてみると、
その共通点や微妙な差異をもとに
一つの作品を見るだけでは気づかなかった
美術の流れや新たな視点が発見できるのが大変面白く感じます。
扱われている作品は幅広く
近代と現代、具象と抽象、絵画と写真そして彫刻
と様々なジャンルの作品が展示され、
色々な対比を楽しめる構成となっています。
心のテーマでは自画像や肖像画が多く並ぶ中で
大原美術館の所蔵するマーク・ロスコの画が現れました
ベタなんだけど、素敵な出会いができたと思います。
次にどんな作品が現れるか、ワクワクしながら巡りました。
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「モダン・パラダイス」展@東京国立近代美術館
2006 8/15-10/15
http://www.momat.go.jp/Honkan/Modern/index.html
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比較鑑賞にはまった方は↓の本でも楽しめます。
「吉原治良展」と金山明さんの死亡記事 [20世紀美術(日本)]
吉原治良さんの晩年の代表作
一見、黒字に白でさらっと描かれたように見える円
悟りの境地のようでもありますが、、、
実際によく見ると、
白に黒が滴り落ちていることに気づきます。
実は、黒字に白で描き、更に黒を重ね、
と試行錯誤の上で描かれた円なのでした。
ここに描かれているのは、
悟りのような崇高なものではなく
試行錯誤の末の作者の痕跡なのだと思います。
作品を目の前にして、
作者の描く姿が目に浮かびます。
シンプルな円が題材のため、
よりいっそうダイレクトに伝わってきます。
(東京都現代美術館のジュニア・ガイドに色々教えられました)
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「吉原治良展」@東京国立近代美術館
2006 6/13-7/30
8/6-10/9まで宮城県美術館に巡回
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吉原治良さんがリーダーをつとめた「具体美術協会」でも活躍された
金山明さんが9/2に亡くなられました。
奥さんの田中敦子さんとの元気な姿は
雑誌やネットの記事で拝見していたのですが、
奥さんが昨年末に亡くなられ、
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-02-02
後を追うかのように亡くなられとても残念です。
ご冥福をお祈りします。
金山さんと田中さんのお二人が出演されたドキュメンタリ映画があったんですね。
http://www.ufer.co.jp/ufer/tanaka/index.html