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棟方志功のラベル 亀屋良永・御池煎餅 [民藝]

20080313 御池煎餅1.JPG

棟方志功のラベルを用いたお菓子は
全国にいくつかあると思うのですが、
京都の亀屋良永の看板菓子「御池煎餅」もその一つ。
思わず買ってしまいます。

20080313 御池煎餅2.JPG

缶の中身は麩焼き煎餅です。
口で溶けるような麩焼き煎餅は
京都らしいお菓子と感じます。

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亀屋良永には他にもいろいろなお菓子がありました。
銘菓「大原路」は季節によって色の変わるお菓子です。
今の季節は「春の色」。
菜の花や山吹をイメージした黄色だそうです。

20080313 御池煎餅3.JPG

寺町御池にあるお店に行って購入したのですが、
素敵な佇まいのお店でした。

 おのぞみドットコム http://www.onozomi.com/kaiwa/kameya01.html

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先に記事を書いた河井寛次郎記念館の玄関の扁額
黒田辰秋作ですが、文字は棟方志功さんです。
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-03-12

 過去の棟方志功さん関連記事:http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-11-15
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黒田辰秋の長テーブル@京都百万遍・進々堂 [民藝]

20080312 進々堂.JPG

京都には喫茶店の文化があるようで、
素敵な個性的な喫茶店がいっぱいありました。

どこに行こうか迷いますが、
民藝の同士としても有名な黒田辰秋の
長テーブルを置く喫茶店があるということで行ってきました。
京都百万遍にある喫茶店・進々堂です。

黒田辰秋の無名時代の長テーブルと長椅子が
あまりにも自然に置かれ、
あまりにも普通に使用されていることに感動しました。

長年の使用による変化が
いい味を出しています。

レジスターに代表されるようなレトロな品々もあいまって、
とても雰囲気のある喫茶店でした。

店内写真撮影禁止のようなので写真はありませんが、
↓こちらのサイトをご覧ください。

 おのぞみドットコム http://www.onozomi.com/cafe/topic1_sinsindo.html
              http://www.onozomi.com/univ_gourmet/topic03_k_shin.html


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先に記事を書いた河井寛次郎記念館の玄関にある扁額も黒田辰秋作です。
 http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2008-03-12
河井寛次郎記念館の中にも黒田辰秋の家具があります。



河井寛次郎記念館へ [民藝]

20080312 河井寛次郎6.JPG

京都に行ってきました。
色々行きたいところがあったのですが、
まずは河井寛次郎記念館に行くことにしました。

20080312 河井寛次郎5.JPG
20080312 河井寛次郎1.JPG
20080312 河井寛次郎2.JPG
20080312 河井寛次郎3.JPG
20080312 河井寛次郎8.JPG
20080312 河井寛次郎9.JPG
20080312 河井寛次郎4.JPG


河井寛次郎の住居でもあった河井寛次郎記念館には、
河井寛次郎の陶芸作品だけでなく彫刻作品なども展示されています。

特に彫刻作品は表現主義的な傾向が強く
簡素な美の民藝よりもアートの分野に近く感じます。
民藝の同士の中でも表現者としての傾向が強かったようです。
2004年に松濤美術館などで開催された展覧会のタイトルも
”表現者 河井寛次郎展”でした。

そんな彫刻作品も
民藝の美に包まれた住居の中でみると妙にしっくりきます。
単なる機能主義に還元できない民衆の工藝の持つ一面が
河井寛次郎の彫刻作品に表れている気もします。


20080312 河井寛次郎10.JPG
お土産に色紙を買ってきました。
河井寛次郎の表現は造形作品に留まらず、
ことばの世界にも及びます。

まるで詩人のような河井寛次郎の
ことばがいっぱい詰まった本はこちら↓


火の誓い (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

火の誓い (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

  • 作者: 河井 寛次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 文庫



 河井寛次郎記念館 http://hcn.plala.or.jp/fc211/sagi/index.htm


民芸 (あたらしい教科書 11) (あたらしい教科書)

民芸 (あたらしい教科書 11) (あたらしい教科書)

  • 作者: プチグラパブリッシング
  • 出版社/メーカー: プチグラパブリッシング
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 単行本



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「若林奮 -VALLEYS」展@横須賀美術館 [20世紀美術(日本)]

20080303 若林奮.JPG

若林奮さんの作品「VALLEYS」が
最近新しく誕生した横須賀美術館の屋外に
設置されています。

その横須賀美術館で若林奮さんの展覧会が開催中です。

若林奮さんの彫刻はたまに見かけるのですが、
簡単には理解できそうにない感じなのに、
逆にそのせいもあってか、
奇妙に心に残っていました。

いつか個展に行って見たいと思っていたので、
横須賀美術館まで行ってきました。

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展覧会は有名な「振動尺」の展示に始まり、
「VALLEYS」に至る作品が展示されていました。

彫刻作品においては、
彫刻が作り出す空間が重要ですが、
若林奮さんの作品も彫刻の大きさ以上に
大きな空間を感じることのできる作品でした。

彫刻の作り出す空間にも色々あって、
大きく分けて、近寄りがたいオーラを持つものと、
引きつけられるオーラを持つものとがあるように思いますが、
若林奮さんの作品の前に立つと、
近寄りがたいオーラを持つのに
近づきすぎてしまったような奇妙な気分を感じました。

彫刻と自分との距離感が少し狂ってしまったような
不思議な気分です。
鉄板を谷のように設置した「VALLEYS」の中に立った時に、
特にそう思いました。

さびや風化により経時変化をする鉄を素材をしていたり、
人の手による加工の痕跡を強く残したりしている作品は
歴史や人との関わりなどを自然と連想させて、
さらなる広がりを感じます。

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「若林奮 -VALLEYS」展@横須賀美術館
2008/2/16-3/16
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/202.html

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20080303 若林奮2.JPG
海の見える美術館です。
若林奮 犬になった彫刻家

若林奮 犬になった彫刻家

  • 作者: 酒井 忠康
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2008/02/26
  • メディア: 単行本



↓こちらの本には強く影響を受けているのですが、
若林奮さんについても載っています。


現代アート入門―「今」に出会う歓び

現代アート入門―「今」に出会う歓び

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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横須賀美術館は新しい美術館。
設計は山本理顕さんです。

収蔵は近現代の日本の美術ということで、
個人的には常設展も楽しめました。
谷内六郎館もあります。


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