名品との出会い 「何必館拾遺展」@何必館・京都現代美術館 [日本美術]
芸術作品を観る時、
自分の目だけを信じて
純粋に作品そのものを見ることができればいいのですが、、、
なかなか難しいです。
無理せず誰かの眼を通して見てみると、
自分では気づかなかった新しい発見があったりします。
誰かの眼を通して美術品を見るには、
誰かの収集品を見るのがいいような気がします。
例えば白洲正子さんの収集品を見ると
これも”美”なんだ、といった発見が多くあります。
---------
何必館・京都現代美術館では
館長の梶川芳友さんが愛し集めた収集品が
展示されています。
現在開催中の「何必館拾遺展」では
特に思い入れのある品々が
作品にまつわる逸話と共に展示されています。
村上華岳、速水御舟、小林古径、入江波光、松本俊介、山口薫、
良寛、富本憲吉、加藤唐九郎、北大路魯山人、ジャコモ・マンズー、パウル・クレー
梶川芳友さんの眼を通して作品を見ることで、
多くの発見がありました。
純粋に作品そのものを鑑賞することも可能ですが、
作品の歩んできた歴史、梶川芳友さんとの出会いなど
ひとつひとつの逸話があることで、
作品にぐっと深みを感じます。
----------------------
「何必館拾遺展」@何必館・京都現代美術館
2008/3/1-4/13
http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html
----------------------
↓本も発売されました。