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澤田知子さんの作品をみた -「MOTアニュアル2005」 [写真]

ニュースの犯人の写真をみていると
なぜかみんな悪そうな顔に見えたりするものですが、
外見と性格は関係があるんでしょうか?

そんなことを考えさせられるのが澤田知子さんの写真です。

澤田知子さんの作品は、たとえば学校のクラスの集合写真。
約40人の生徒(+先生)すべて作者自身が扮装しています。

なかにはやさしそうな人、明るそうな人、暗そうな人、悪そうな人、、、
いろいろな人がいますが、じつはみんな同じ人なんですよね。

外見と内面の危うい関係を教えてくれます。
(それ以前に、見ていてホントに楽しいです)

東京都現代美術館にて。

澤田知子さんのHP http://www.e-sawa.com/

ID400

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  • 作者: 澤田 知子
  • 出版社/メーカー: 青幻舎
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本


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ク・ナウカ「アンティゴネ」 [演劇]

ク・ナウカの野外劇とはなぜか相性が合いません。
演劇自体ではなく、天気とですが。

一昨年の日比谷公園の「サロメ」は本降りの雨でした。
昨年の東京国立博物館「アンティゴネ」は、、、雨天決行のはずが台風で公演中止。
しかも最終日だったため振り替えもできず結局観れずじまいでした。
(昨年の台風は様々な被害をもたらしました。)

残念!、と思っていたら今年になってNHKにて
「アンティゴネ」の公演録画放送がありました。

「アンティゴネ」はソポクレスがギリシャ神話を元に描いた悲劇です。
演出の宮城聰さんは言います。

 悲劇とは「人はなぜか必ず死ぬ」という決定的な理不尽を突きつけてくる劇のことです。

ク・ナウカは「人が死ぬ」ということを古代劇にならって祝祭的に体験させてくれます。
この点、「S高原から」であくまで日常的にみせてくれた青年団の平田オリザさんとは対極的です。
ぼくはどちらも好きですが、、、

平田オリザさんは現代人は死と向き合う機会が減ったと言います。
ブロードウェイのハッピーストーリーもいいですが、
たまには悲劇を通じて死との距離感を確かめてみるのもいい気がします。

今年の野外劇は悲劇なのでしょうか?
無事観ることができるのでしょうか?
、、、、

ク・ナウカ http://www.kunauka.or.jp/

関連記事 : http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-01-04-1


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新国立劇場「城」 [演劇]

城

  • 作者: カフカ
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本


新国立劇場にて松本修演出の「城」を見てきました。
フランツ・カフカのの「城」を舞台化した作品です。

(昔、カフカの「城」を読み始めた直後、
未完と知って読むのをやめたことを思い出します、、、もったいないことをしました)

城を目指す主人公Kは、村人や役人達に阻まれてどうしても城にたどり着けない。
そんな村人や役人達の行動の不可思議さが奇妙です。

ただ、そんなこんながずーーーっと続いた上で、どうしても城にたどり着けないのに、
どんなに行く手を阻まれても城を目指し続ける主人公K、
その主人公Kの奇妙さが、終盤むしろ浮かび上がってくるようです。

3時間以上の舞台は長いようであり、
一方でこの終わらない物語からすれば短いようでもあります。

この終わらない話、KUDANProjectで見てみたい気がします。
(「真夜中の弥次さん喜多さん」も終わらない話でした)

井手茂太の振付、斉藤ネコの音楽どちらもよかったです。
音楽は生演奏だともっとよかったと思いました。。。贅沢だけど。。。

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「城」@新国立劇場 小劇場
2005 1/14-30
構成、演出:松本修 美術:島次郎 音楽:斉藤ネコ 振付:井手茂太
出演:田中哲司、石村美伽 ほか

新国立劇場 http://www.nntt.jac.go.jp/


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