秋田 玉川温泉の華 [旅]
秋田を1週間ほど旅行した時、
湯あたりしそうなくらい色々な温泉に入ってきましたが、
どれも個性的な名湯でした。
そのひとつ玉川温泉も印象深いです。
強酸性の湯は入るとピリピリして刺激が強かったですが、
いろんな効能があるということで湯治の方も多く訪れていました。
そんな玉川温泉を家庭で楽しむのが「玉川温泉の華」。
玉川温泉の湯の花です。
硫黄臭もあり温泉気分で体が芯まで温まります。
材質により浴槽が黒くなる場合があるようです。指輪とかも。ご注意ください。
玉川温泉 http://www.hana.or.jp/~tamagawa/index.html
彫刻の引力 安田侃さんの彫刻 [屋外彫刻]
1つ前の記事で彫刻を見る視点として
「見る者が彫刻の周りにどれだけ深々とした空間を感じることができるか」
ということを書きました。
近寄りがたいような空気の層、オーラがあるか?ということです。
(千住博さんと野地秩嘉さんの「ニューヨーク美術案内」に述べられている視点です)
ところで、近寄りがたいオーラを放つ彫刻がある一方で、
近寄りやすい空気をもつ彫刻というのもあるなと感じます。
奇妙に惹かれる引力をもつ彫刻。
ぼくは安田侃さんの彫刻を思い出します。
安田侃さんの彫刻は以前に「もたれたくなる彫刻」として紹介しました。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-06-12-1
その後もたまに安田さんの彫刻を見かけるのですが、
奇妙に惹かれてぺたぺた触りたくなります。
彫刻を見る上で、
引力というのもひとつの視点かなと思いました。
「TENSEN 天泉」@横浜日石RCビル
「KAZE 風」@東京都庭園美術館
丸い穴をこどもたちが夢中でくぐって遊んでいました
安田侃さんのHP http://www.kan-yasuda.co.jp/
安田さんの作品のための美術館
アルテピアッツァ美唄 http://www.kan-yasuda.co.jp/arte.html
余白の芸術 「李禹煥展」 [20世紀美術(日本)]
千住博さんと野地秩嘉さんの「ニューヨーク美術案内」を読むと、
ジャコメッティの頁で彫刻の見方として以下の視点が示されています。
「見る者が彫刻の周りにどれだけ深々とした空間を感じることができるか」
作品の周りに近寄りがたい空気の層があるか?ということです。
彫刻そのものでなく、彫刻の支配する空間をみるという視点が示されています。
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李禹煥(リ・ウファン)さんの彫刻・関係項シリーズは
石ころと鉄板が同時に置いてある彫刻シリーズですが、
やはり、作品の周りに近寄りがたい空気の層を感じます。
さらに自然石の背後にある大きな地球規模の歴史も感じることができそうです。
作品の本来のスケールを超えて感じる
大きな空間の広がりや時間の流れ
これが本展覧会のタイトルにも使われている”余白”のことなのかもしれません。
余白とは
空白のことではなく
行為と物と
空間が鮮やかに響き渡る
開かれた力の場だ。
理論派の李さんの言葉は難しいのですが、
作品の”余白”
感じることができたような気がします。
「関係項-暗示」
横浜美術館の前に展示されています。
過去の記事にもひっそり登場しています。
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-11-04-3
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-11-04-1
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「李禹煥 余白の芸術」展 @横浜美術館
2005 9/17-12/23
横浜美術館 http://www.yma.city.yokohama.jp/exhibition/2005/special/03_leeufan/index.html
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李禹煥さんの絵ハガキを少しずつ集めています。
横浜美術館では見かけなかったです。。。
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