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「つくば建築フォトファイル」 [建築]

昨年つくばエクスプレスが開通し、
つくばの街や建築巡りをしてきたのですが、
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-09-18-2
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-09-18-1
その後「つくば建築フォトファイル」という本が出版されました。
こちらの本を片手につくば名建築巡りというのもいいかもしれません。

つくばはニュータウンと同じく人工的な都市。
個人的には建築の奥に透けて見える
つくばの都市計画とか街の成長などが気になります。

 なかなか手に入れにくい本です。取り扱い書店はこちらより↓
  NPO法人 つくば建築研究会 http://tsukuba-arch.org/index.html
 東京では青山ブックセンター本店で見かけました。


「現代中国の美術展」 [海外美術]

「中国の現代美術」ではなく、「現代中国の美術」展です。
日本で言えば公募展の入選作品を集めた展覧会に近いと思います。

中国画の特徴はとってもリアル。時に写真のようです。
中でも話題なのが、ロン・ジェンさんの”モナ・リザ-微笑のデザイン”。
写真を超えたリアルさには、ただただ驚き。
芸術を超えて工芸の領域にも思える技術の極みです。


”モナ・リザ”はチラシの中心に

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時にしわ等も丹念に描かれます。
しわの奥に人々の歴史、中国の歴史が垣間見え、
物語性を感じさせるとともに、
写実を超えたとてもスケールの大きな画に感じられます。


チェン・アンジエン”茶館シリーズ”


モー・ジンズ”父の外套”

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「現代中国の絵画展」
2005 12/10-2006 2/5
茨城県近代美術館 http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/

 2006年 新潟、東京、福岡に巡回


南部鉄器 釜定の栓抜き [釜定]

岩手の釜定工房でつくられた南部鉄器の栓抜きです。
最近は栓抜きを使う機会も少ないのですが、
南部鉄器の存在感に惹かれて。
普段は壁に飾っておきます。
 

 過去の釜定関連の記事:
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-01-28
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-03-14-1
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-05-15
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-06-01-1
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-08-23
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-12-21
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-12-27
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2006-01-28-1


ポーランドのやきもの [やきもの]

偶然、ポーランドのやきものを見つけました。
ボレスワビェツ(BOLESLAWIEC)という陶器の街のやきものです。

お店の方によると丸い模様はスタンプを手で押してつくられているそうです。
そのため、すこし曲がっていたりするのですが、
そこがまたいい味をだしています。
スタンプは量産に向いているのに
手作りのあたたかさも残る素敵な技術だと思いました。

丸い模様は「孔雀の羽根」と呼ばれるそうです。
なんだかかわいいです。

ポーランド発のこちら↓のサイトを参考にさせていただきました。
http://www.free.bluenet.pl/~medaka/poland/syokki/boles.htm#syokki


場を変える 「フェデリコ・エレーロ展」 [現代美術]

愛・地球博では色々な出会いがありました。
”愛・地球博アートプログラム”に参加したフェデリコ・エレーロさん
を知ったのも愛・地球博でした。

そんなフェデリコ・エレーロさんが
今度は東京のワタリウム美術館に登場です。 
愛・地球博での作品との初遭遇を大切にしたくて、
行ってきました。

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ストリートに架空の看板を立てていたというエレーロさんは、
グラフィティのようにペインティングによって場を変える作品をつくります。
今回はワタリウム美術館の壁に直接ペイントし、
展覧会場という場の空気を変えてくれました。
いつもと同じ場所なのに、
どこか違う場所に迷い込んだような不思議な気分です。
ハンモックのあるホッとする空間に。

 愛・地球博の作品はこちら↓
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-06-04

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「フェデリコ・エレーロ展」@ワタリウム美術館
2005 12/29-2006 2/26
ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/


ナムジュン・パイクさんの死亡記事 [20世紀美術(日本)]

ナムジュン・パイクさんの死亡記事を見つけました。
 http://www.asahi.com/obituaries/update/0130/004.html
今では当たり前となっているビデオアートの先駆者として有名です。
ビデオを映すテレビ本体や映像同士の関連性なども作品とする作風は
ナムジュン・パイクさんらしさだと思います。
近未来的なのにレトロな雰囲気もあわせ持つのが不思議です。
大変長いキャリアをお持ちですが、ぼくが意識したのはごく最近で、
昨年の東京都現代美術館の常設展で
いくつかの作品がまとめて紹介されているのを見てでした。


「Niche in T」  
原美術館で出会えます。

福岡のキャナルシティ博多には大規模な作品があるようで、
見てみたいなと思いました。

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ナムジュン・パイクさんと同じ日に
彫刻家の脇田愛二郎さんの死亡記事も見つけました。
 http://www.asahi.com/obituaries/update/0130/014.html?ref=rss
公共の場に彫刻を多く残していらっしゃるので、
たまにその作品に出会いました。


こちらは東京の八重洲で出会った「HELIX8910K」
反復しながら空まで続く無限柱

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昨年末には「具体」で活躍された田中敦子さんが亡くなられました。
昨年の東京国立近代美術館の「痕跡」展で見た
砂浜に棒切れで大きな絵を描く姿の映像が素敵でした。

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皆さん現役で活躍されていた方ばかりなので残念です。
ご冥福をお祈りします。


「樂 吉左衛門」展 [巨匠・人間国宝]

以前、茨城県立陶芸美術館で「樂茶碗 手のひらの小宇宙」展をみました。
現在まで十五代続いている樂家歴代の樂茶碗が一同に会した展覧会です。
初代長次郎から400年以上続く伝統の重みを感じる一方で、
歴代の吉左衛門が「一代一品」ともいえる新しい試みを行っているのにも驚きました。

長い伝統を守ることも大変ですが、
逆に、長い伝統の中から新しい作品を生み出すのも、
とても大変なことだと思います。

今回の「樂 吉左衛門」展では十五代樂吉左衛門の作品を見ることができます。
長次郎など初期の樂茶碗に見慣れた眼には
十五代の作品は特に前衛的に感じますが、
それが見ててすごく楽しいです。
一方で、実は伝統への深い敬意も感じます。

 樂美術館 http://www.raku-yaki.or.jp/museum/index-j.html
 樂美術館では実際に樂茶碗に触れる企画もあるようです。
 さすが樂家の美術館です。


楽焼創成 楽ってなんだろう

楽焼創成 楽ってなんだろう

  • 作者: 楽 吉左衛門
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本

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「樂 吉左衛門」展 1995年秋-2005年春 創作 @菊池寛実記念 智美術館
2005 9/17-2006 2/26
 菊池寛実記念 智美術館 http://www.musee-tomo.or.jp/


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