マン・レイとジュリエットのお墓@パリ・モンパルナス墓地 [20世紀美術(海外)]
昨年、マン・レイの展覧会に行ってきたのですが、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2010-07-21
その際に見たマン・レイと奥さんジュリエットのお墓の写真が印象的で
とても気になっていました。
パリ旅行の際、足を運んでみました。
先の展覧会は
マン・レイが最後にたどり着いた奥さんジュリエットの存在が
通奏低音のように響いて、心地よい展覧会でした。
マン・レイとジュリエットの手元に最後まで残って
ジュリエットの愛した作品が出展の核だったことや、
年代順に展示され最後にジュリエットの時代で終わったことなどが
その理由だと思います。
マン・レイとジュリエットのお墓へは、
先の展覧会から不思議と自然な流れで行けました。
マン・レイの墓石に刻まれた言葉は、
「Unconcerned, but not indifferent」(無頓着、しかし無関心ではなく)
ジュリエットが選んだマン・レイの言葉で、
先の展覧会のサブタイトルにもなっていた言葉です。
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モンパルナス墓地には他にも有名人がいっぱいいました。
サルトル、ボードレール、セルジュ・ゲンズブール、ブランクーシ、、、
ただ、探すのは結構大変でした。
マン・レイとジュリエットのお墓は比較的探しづらかったです。
時間にはゆとりをもっていくことをおススメします。
Cimetière du Montparnasse http://www.arotel.com/cimet.htm
ダニエル・ビュラン 「Les Deux Plateaux」@パリ パレ・ロワイヤル [屋外彫刻]
パリのパレ・ロワイヤルに
お気に入りのアーティスト ダニエル・ビュランの作品がありました。
ビュランの作品と一目でわかるストライプ。
幼いころのルイ14世も住んだ歴史ある建築に負けない存在感です。
夜は違った雰囲気になります。
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Daniel buren HP http://www.danielburen.com/
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日本でもダニエル・ビュランの作品は見れます。
過去に紹介した記事はこちら↓
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-12-26 (お台場の作品)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-10-06 (新宿・アイランドタワーと豊田市美術館の作品)
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2005-12-03-2(2005年の横浜トリエンナーレにて)
他にも新潟の朱鷺メッセや大林組本社にも作品があるようです。
http://www.obayashi.co.jp/company/domestic_offices/honsha/artproject
Daniel Buren (Arte Hoy/ Art Today)
- 作者: Pedro Alberto Cruz
- 出版社/メーカー: Nerea
- 発売日: 2008/05
- メディア: ペーパーバック
Daniel Buren: At the Wordsworth Trust
- 作者: Jean-Paul Martinon
- 出版社/メーカー: The Wordsworth Trust
- 発売日: 2005/09
- メディア: ペーパーバック
Daniel Buren: Modulation: Arbeiten (Works) in Situ
- 作者: Daniel Buren
- 出版社/メーカー: Verlag fur moderne Kunst Nurnberg
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: ペーパーバック
タグ:Daniel Buren
ギマール設計・メトロの入口@パリ [建築]
パリのメトロ入り口は1900年のパリ万博の時
エクトル・ギマールの設計により造られました。
現在もいくつか残り、アール・ヌーヴォーの雰囲気を伝えてくれます。
上の写真のABBESSES駅の入口は屋根つきで、
2箇所のみ残る珍しいタイプです。
ギマール設計の入口にはもう一つランプつきのタイプもあり、
こちらはより多くの場所で見ることができます。
結構このタイプも好きです。
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ギマールは建築作品も多く残しています。
パリ16区のギマール建築を巡った記事はこちら↓
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05
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Hector Guimard: Architect, Designer 1867-1942
- 作者: Georges Vigne
- 出版社/メーカー: Delano Greenidge Editions
- 発売日: 2003/12/31
- メディア: ハードカバー
アール・ヌーヴォー建築巡り@パリ16区 [建築]
ル・コルビュジエ設計のラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸に行った帰り道、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-02
同じパリ16区にギマール設計のアール・ヌーヴォー建築がいっぱいあるので巡ってきました。
ギマールはパリの地下鉄入り口を設計した人として有名です。
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-02-06
まずはギマール自身も住んでいたという「ギマール館」
有機的な曲線の魅力がぎっしり詰まっています。
遠くから見てもすぐわかるほどオーラが出ていました。
よく探すとギマールの署名も見つかります。
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次はJaean de La Fonteine通りにある「メザラ館」
小さいながらギマールの代表作の一つのようです。
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そして、やはりJaean de La Fonteine通りにある「カステル・ベランジェ」
これも代表作。
こんな素敵な扉のあるアパルトマンに住んでみたいです。
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カステル・ベランジェの写真を撮っていると、
通りすがりの方が教えてくれたRue Agarのアパルトマンもギマール設計でした。
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地下鉄JASMIN駅近辺には他にもギマール設計の建築が数件ありました。
小さいエリアにギマール設計の建築がいっぱい密集しているので
一巡りするにはちょうどよかったです。
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今回の建築巡りの参考図書は実は「地球の歩き方」。
簡単な地図とともにギマールの作品が紹介されています。
その後ギマールの作品を紹介したページを見つけたので、
次回行くことがあれば参考にしたいと思います。
http://lartnouveau.com/artistes/guimard.htm
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アレクサンダー・カルダー「Grand Stabile Rouge」@新凱旋門 [屋外彫刻]
Alexander Calder 「Grand Stabile Rouge」
パリからRERに乗ってサヴォア邸に行く途中、
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-01-30
La Défense駅で降りました。新凱旋門grande archeのある駅です。
現代的な建築の立ち並ぶ様子は
比較的古い街並みの残るパリ中心部とのギャップも相まって
なかなかかっこいいです。
ビルの谷間には
カルダー(コールダー)の彫刻がありました。
建築群に負けない存在感はさすがです。
カルダー関連の過去の記事:
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2006-05-23-1 (カルダー3代@フィラデルフィア)
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カルダーの彫刻のそばにはミロの彫刻もあって、
カルダーの彫刻同様La Défense地区のシンボル的な存在となっていました。
ジョアン・ミロ「pearsonnage」
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宮脇愛子さんの屋外彫刻も見つけました。
あるとは知らなかったので、見つけたときはすごくうれしかったです。
宮脇愛子「U TSU RO HI」
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新凱旋門 http://www.grandearche.com/article88,88.html
ラ・ロッシュ邸へ [建築]
サヴォア邸に引き続き
http://mckeee.blog.so-net.ne.jp/2011-01-30
ル・コルビュジエ設計のラ・ロッシュ邸へも行ってきました。
玄関ホールの吹き抜け回りに配置された空間が清々しく感じました。
パリの街中にいることをしばしば忘れさせてくれます。
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ル・コルビュジエ財団 http://www.fondationlecorbusier.fr/
http://www.fondationlecorbusier.fr/corbuweb/morpheus.aspx?sysLanguage=en-en&sysId=21&itemPos=1&sysParentId=21&clearQuery=1
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パリの街では結構道に迷いましたが、
薦めにしたがって買っておいた地図が役立ちました。
ラ・ロッシュ邸も結構わかりづらい場所にあって地図が役立ちました。
行かれるときは下調べをお忘れなく。