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益子焼のカップとソーサー [やきもの]

栃木県の益子は民芸運動の浜田庄司さんが窯を作った場所。

浜田さんの特徴は釉薬の流し掛け。
その流し掛け方によって実に多様なやきものが生まれました。
時には指で引っかいたりして、、、

益子には現在でも浜田さんの作風が色濃く残っています。
特に作家ではなく、窯元のやきものには。

写真は糠釉と塩釉を掛け分けたカップとソーサーです。
境界部分にあえて素の部分を残しているのがおもしろいなと思います。

 過去の浜田庄司さん関連記事 : http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-07-02-2


みせるパビリオン クロアチア館と国際赤十字・赤新月館 [万博]

愛・地球博のパビリオンは
どこも映像を多用した展示構成となっています。
しかし、自分のペースで見ることのできない映像に
案外足を止めてみる人は少ないです。

そんな中で、否応なく観客に映像を見せる演出をしているパビリオンも
いくつか存在します。

なかでもクロアチア館と国際赤十字・赤新月館は
個人的には記憶に残るパビリオンでした。
(詳しい内容は行ってからのお楽しみということで)

どちらもエンターテイメント性は薄く、言葉も少ないですが、
それだけ心にくる内容となってます。
またどちらの映像も人間が主役というのがいいです。

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クロアチア館 http://www.croatiaexpo2005.hr/
クロアチアがどこにあるか分かりますか?

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国際赤十字・赤新月館 http://www.jrc.or.jp/aichi/
改めて赤十字・赤新月のマークの意味を考えてみるのもいいのでは?
行列必須パビリオンです。

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追記:

グローバルハウスのブルー・ホールとフランス館も
不安をあおるだけでなく、機知に富んだ様々な数字を教えてくれるパビリオンで
結構楽しめました。

グローバル・ハウス ブルー・ホール http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.5/C3.5.4/C3.5.4.3/index.html

フランス館 http://www.expo2005.fr/


「愛・地球博 EXPO2005」に三度いく [万博]

愛・地球博に行ってきました。もう3度目です。(汗)

さすがに3度目なので、新発見も無くなってきましたが、、、
いくつか記事にするかもしれません。

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キャノピー・ツアーを楽しむモリゾーとキッコロを発見しました。


威嚇するモリゾーも発見。

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ルミナリエのような演出も。


マンモスは冷凍だけではなかった。懐かしい。

まだまだ発見はありました。

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愛・地球博HP http://www.expo2005.or.jp/jp/index.html


いわさきちひろ「戦火のなかの子どもたち」 [文化]

戦争や災害などに絡む情報として、
様々な数字が世界から入ってきます。
”何万人が死傷”とか。。。

数字の大きさ自体が悲惨さを表しますが、
その中に、大きな数字で見落としがちな、
小さな出来事がいっぱい含まれていることは
忘れてはいけないと思います。
一人ひとりの被害者に、家族に、ドラマがあります。

戦火での死傷者の数を聞いたときに感じる気持ちと、
戦火の子どもたちの映像を見た時に感じる気持ちは、違うと思います。
どちらも大事ですが、
どちらが戦争の悲惨さを伝えてくれるかといえば、
やはり数字よりも映像や写真でしょうか?
大きな数字に隠れている、一人ひとりのドラマを忘れてはいけません。

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いわさきちひろさんの「戦火のなかの子どもたち」には、
戦火の子どもたちの一人ひとりのドラマが言葉少なに描かれています。

例えば、
物陰から覗く少女の絵の脇に 「風? かあさん?」 という言葉
という感じ。

こんな本を頼りに、
戦争や災害に関して想像をめぐらしてみるのも、いいかと思います。

戦火のなかの子どもたち

戦火のなかの子どもたち

  • 作者: 岩崎 ちひろ
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1973/01
  • メディア: -

「戦火のなかの子どもたち」物語

「戦火のなかの子どもたち」物語

  • 作者: 松本 猛
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2004/07/21
  • メディア: 単行本


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「子ども・未来・いのちをみつめて -いわさきちひろ展」@ちひろ美術館・東京
2005 5/18-7/10

 ちひろ美術館 http://www.chihiro.jp/tokyo/t_exb0502.htm


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科学の方法 戸田山和久「科学哲学の冒険」  [文化]

社会学とかの分野で、社会構成主義とか構築主義という方法論があります。
要約すれば以下のような考え方です。

”社会的な事実や人々の性質とされているものは
実は歴史的、社会的、文化的に作り出されてきたものという考え方”

民族、人種、ジェンダーなどに適用されているいろんな既成概念を
ホントは本質的できはないんじゃないか?
生まれながらではないんじゃないか?
と疑うところから始めます。

日本人は桜が好き とか
女の子はおしとやか とか
神秘の国・日本? とか

既成事実と思われていることを白黒はっきりさせるというより、
なぜそう思うようになったのだろう?
と考えます。

”あたりまえじゃん”を疑う、
そんなラディカルな考え方が結構好きです。

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そんな社会構成主義は
実は自然科学(サイエンス)にまで及んでいます。

社会構成主義者(科学知識社会学者という)が科学を扱うと、
例えば”科学的事実(規則とか法則とか)はすべて社会的な構成物で、
人間の認識から独立した世界の規則とか法則のようなものは存在しない”
となったりします。

科学的活動とは、
 人間のまだ知らない世界の秩序を発見する活動
ではなくて、
 科学者共同体での社会的合意をつくる活動 (秩序なんてないよ)
となってしまいます。

うむむむむ。。。。。

またしても、当たり前だと思ってたことが疑われたわけですが、
今回は個人的には受け入れがたい、、、
大学では自然科学を専攻していただけに、、、

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一部科学知識社会学者の主張は、ラディカルすぎな面もあり、
活動に業を煮やした一部科学者側と、
ひと悶着あったりしました。
「サイエンス・ウォーズ」とか「ソーカルのでっちあげ」とか呼ばれ、
結構話題になりました。

ソーカル事件 (結構、野次馬的に面白い事件です)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

詳しくは以下の本となります。

科学知識社会学者の立場から

サイエンス・ウォーズ

サイエンス・ウォーズ

  • 作者: 金森 修
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本


科学者からはソーカルさんご本人の本

「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用

「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用

  • 作者: 田崎 晴明, 大野 克嗣, 堀 茂樹, アラン・ソーカル, ジャン・ブリクモン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本

(必ず2冊まとめて読まれたほうがいいかと)

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結局、科学者達は科学知識社会学者の主張に違和感を覚えながら、
科学者側に彼らの主張に対抗するような
自分の活動を表現する言葉を持ってなかったのも事実のようで、、、
かみ合わないような、未消化なもやもやした印象がやや残ります。
(ぼくが読んだ上記2冊のみからの印象ですが、、、)
ぼくのもやもやをどうにかして~。

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すっかり前置きが長くなりましたが、
ぼくのもやもやを消してくれるような本を見つけました。

最近読んだ、戸田山和久さんの「科学哲学の冒険」では、
科学の真理は社会的構成物だという考え方なども含め、
科学に対する様々な考え方の特徴と違いをきちんと整理したうえで、
自然科学の方法論が世界を正しく捉えているようだという直感を擁護する考え方
を紹介しています。

科学が世界を正しく捉えていそうという”当たり前”を疑った上で、
改めてその”当たり前”を主張することの難しさは想像以上のものです。
一度、本書を頼りにそんな思考の軌跡を辿ってみられてはと思います。
特に、自然科学を学んでいる(いた)方は。

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる

  • 作者: 戸田山 和久
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本

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戸田山先生さんは、
大学の教養時代に論理学と哲学を習った先生なのでした。
センスよく楽しい授業が人気でしたが、
本でもみごと再現されていて、
新刊が出る毎に買ってます。
よろしかったら。

戸田山先生のHP http://www.h4.dion.ne.jp/~fmakiba/todayamas.htm

論理学の本

論理学をつくる

論理学をつくる

  • 作者: 戸田山 和久
  • 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

”知っている”ていうことがこんなに大変なんて

知識の哲学

知識の哲学

  • 作者: 戸田山 和久
  • 出版社/メーカー: 産業図書
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本

”作文ヘタ夫”くんが主人公の論文の書き方本

論文の教室―レポートから卒論まで

論文の教室―レポートから卒論まで

  • 作者: 戸田山 和久
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本


一澤帆布のカバン [手仕事]

一澤帆布のカバンを使ってます。

カバンに求められるデザインとは、
出かけたくなるようなカバンであることと、
なにより壊れにくいこと!
(ルイ・ヴィトンも守ってるような)

その点、一澤帆布のキャンバス地のカバンは
丈夫という特徴があります。
そんな特徴を生かして、
昔は牛乳やお酒の配達に使われたりしたそうです。

これからも流行とかに流されないで
デザインとしてのカバンを作り続けて欲しいと思います。

一澤帆布 http://www.ichizawahanpu.co.jp/index.html


大きなカップヌードル [茨城]

うちの近所に大きなカップヌードルがあります。

よく見ると、日清食品の工場の煙突です。

たまにはカップヌードルから湯気(煙)が出たりして。。。

スペースシャトルの野口さんの食べたラーメンも
ここで作ってるといいんですが、
きっと違いそうです。

スペースシャトルの無事帰還を祝して。

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こんなにハラハラした帰還も初めて?
あんなに不安がらせる報道を毎日しなくてもいいのに、
と思いながら、やっぱり気になってたんですが。


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水戸で食べられる味噌カツ とん楽 [名古屋]

前から、東京で食べられる名古屋グルメを記事にしていたところ、
コメントで茨城在住のchizu-yaさんに
水戸の味噌カツのお店を教えていただきました。
水戸市役所側の「とん楽」さんです。

僕も現在茨城在住ということもあり、
行ってきました。

味噌カツのミソは赤ミソベースと決まってます。
なかでも、
砂糖ととみりんでやや甘めに仕立てたドロドロタイプと、
ダシを混ぜたシャビシャビタイプ(矢場とんタイプ)の
2種類がある気がしますが、
「とん楽」さんは前者のタイプに近く感じました。
前者タイプの中でも甘さ控えめの印象で、ぼくの好みにも近く、
味噌カツ初心者の方でもおいしく食べていただけるのではと思います。
お試しください。

なにより、
「みそかつ」の大きなノボリに好印象です。
名古屋以外でここまで「みそかつ」を主張する店はめずらしいです。
「みそかつ」にかける意気込みを感じます。
パチパチ、パチパチ。

Yahoo!グルメ 「とん楽」
http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kanto/Kitakanto/guide/0103/M0008010274.html


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日比野克彦デザイン 「アップルジュウス」 [現代美術]

青森のりんごジュースといえば、
ねぶたのデザインを思い出しますが、
日比野克彦さんデザイン!のものを見つけました。

”ヒビノ・スタンダード”と
”ヒビノ・スペシャル”があるようです。

「日比野克彦の一人万博」にて発見。
 http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-08-06


こちらは”ヒビノ・スタンダード”

青森アップルジュウス株式会社 http://www.aomori-apple.com/


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岡本太郎 「河童」 [岡本太郎]

奥入瀬渓流を散策していると、
緑の中に突如現れたのは、
岡本太郎さんの「河童」でした。

奥入瀬渓流グランドホテル http://www.oirase-keiryuu.jp/


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