大貫妙子さんのYEBISU BAR ライブ [音楽]
大貫妙子さんが3月10日にYEBISU BARで行ったミニLIVEの映像が、
EBISU BARのHPで見ることができます。
EBISU BAR のHP : http://www.yebisubar.jp/live/index.html
今年は大貫妙子さんの新譜が出ました。
アコースティック・コンサートもいいですが、
新譜を聴いていて、そろそろバンド形態のライブにも行きたくなってきました。
前作「notes」の時の林立夫&沼澤尚のツイン・ドラムを迎えたライブが、
とっても印象に残ってます。
傑作「notes」の流れを汲む傑作
大貫妙子さんHP http://www.toshiba-emi.co.jp/onuki/index_j.htm
渡辺力デザインのポール時計 @日比谷第一生命 [デザイン]
日比谷の旧第一生命館は1938年築。
シンプルでありながら、巨大な列柱が重厚さを感じさせる建築です。
1972年には、旧第一生命館横に、
渡辺力さんデザインのポール時計が設置されます。
実は、重厚な建築を意識して、そのデザインには苦心されたようです。
シンプルさと重厚さを合わせ持つ旧第一生命館に、
モダンなデザインの時計が良く似合います。
1995年、旧第一生命館はDNタワー21に生まれ変わります。
幸いにも旧第一生命館のファザードは残りました。
相棒のポール時計もホッとしたことでしょう。
tv-asahi 「mdern Living」で4/6に取り上げられていました。
http://www.tv-asahi.co.jp/modern/contents/detail2/0004/
関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-03-06-3
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-04-10
岡本太郎「若い時計台」 @銀座数寄屋橋公園 [岡本太郎]
銀座数寄屋橋公園にあるのが、
岡本太郎作「若い時計台」
1966年製作なんで、太陽の塔より前から、
変わらず時を告げてくれています。
ほぼ日刊イトイ新聞「なんだ、これは!」 http://www.1101.com/taro/index2.html
なんだか踊ってるよう
関連記事:http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-04-08-1
http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-03-16-1
渡辺力デザイン リキベンチ @東京国立近代美術館 [デザイン]
渡辺力さんデザインのベンチが
東京国立近代美術館の休息用のベンチとして採用されたのが1967年。
今は展示室では使われていないのですが、
東京国立近代美術館の2Fレストランの待合用ベンチとして健在です。
一度探してみてください。
もうすぐ40年。長いですね。
そういえば、埼玉県立近代美術館「椅子のデザイン」展では、
リキベンチが展示されてました。
関連記事 : http://blog.so-net.ne.jp/mckeee/2005-03-06-3
情報:
そんな東京国立近代美術館で「渡辺力のデザイン(仮称)」展が開かれます。
会期は2006年1月13日~3月5日
リキベンチも久々に展示室に復活?(するといいなぁ)
東京国立近代美術館 http://www.momat.go.jp/
イサム・ノグチ「門」 @東京国立近代美術館 [イサム・ノグチ]
最近、美術館にいくとイサム・ノグチの彫刻に出会います。
今年だけでも、
横浜美術館で「真夜中の太陽」など4点、
名古屋市美術館で「魂」、
そして、東京国立近代美術館で「門」。
なかでも「門」はその配置、規模から美術館の看板的存在にみえます。
色の奇抜さからイサム・ノグチ作品と気づきにくいですが、ご注目です。
この「門」、実は他に2色あるそうです。展示換えとかあるのでしょうか?
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過去に遡れば、
山形県酒田の土門拳記念館で「土門さん」
東京の草月会館では玄関ホール全体が作品という「天国」
(2002年にイサム・ノグチ展が開催されましたが、もっともふさわしい展示会場でした)
に出会ってます。
あと、そういえば大原美術館でも。
次はどこで出会えるかなぁ。
本格的に探している人たちも
イサム・ノグチPrivate Tour http://www.consolstile.com/noguchi/
公共彫刻写真 http://homepage.mac.com/zuliyuan/
「ゴッホ展」 [海外美術]
東京国立近代美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってきました。
桜の季節、ついでに千鳥ヶ淵あたりの散策も兼ねようかな、
と考えての行動だったのですが、
”45分待ち”の看板が、、、皆考えることは一緒なのか、、、
ゴッホの作品を中心として、年代順に関連作家の作品を交えながらの展示は、
結構勉強になります。
ゴーギャンやセザンヌなどとともに後期印象派の仲間のほか、
スーラやシャニックのような新印象派、
ミレーのような農村絵画、日本の浮世絵などなど、
確かにどれも影響を感じることができます。
次はゴッホの与えた影響という観点で観てみたい気が、、、
個人的には、「古靴」が観れたのがうれしかったです。
開かれたアートとして有名な作品です。
アートにおける解釈の楽しみを教えてくれる作品で、
数多くの人たちか様々な解釈を試みました。
この作品以前には、開かれたアートはほとんどなかったんですね。
時代は変わりました。
思ったより展示数も少なく、
人は多いものの、ゆったりした気分で見れました。
ゴッホ展 http://www.tokyo-np.co.jp/event/gogh/
東京国立近代美術館 http://www.momat.go.jp/Honkan/Gogh/
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「ゴッホ展」@東京国立近代美術館
2005 3/23-5/22
初期構想の愛知万博 原研哉「デザインのデザイン」 [文化]
デザイナー原研哉さんの「デザインのデザイン」という本を読んで、
いろいろ感心させられます。
ゆるぎない考えをお持ちの方だなぁと思いました。
流行とか評判とか時代とかに左右されない安心感を強く感じます。
流行ほど危うくもろいものってないですよね。
デザインって流行にのっかることじゃなくて、
本質に潜む美を表現することなのでしょうね。
(むずかしくはてしない旅なのでしょうが、、、)
ところで、原研哉さんは初期構想時の愛知万博に
アートディレクターとして関わっていました。
「デザインのデザイン」では1章を使って、
初期構想時の愛知万博について語っています。
紆余曲折の末辿りついた愛知万博の初期の姿は、、、
是非読んでみられることをお勧めします。
これから愛・地球博に行かれる方は特に。
原デザイン研究所 http://www.ndc.co.jp/hara/
岡本太郎「太陽の塔」 (グリコのおまけ) [岡本太郎]
愛知万博開催に合わせて、
「タイムスリップグリコ 大阪万博編」が発売されています。
でも、東京ではおそらく手に入らないのでした。
今のところは中部・関西限定販売だからです。
(万博ゆかりの土地のみ、ということでしょうか?)
愛・地球博に行ったとき、
せっかくなので買ってきました。
岡本太郎ファンとしては、太陽の塔が入っていて満足です。
(三波春夫がでたらどうしようなんて思ってたんですが、、、)
黄金の顔から延びる金属は避雷針の役割を
グリコ http://www.ezaki-glico.net/chara/tsg_expo70/index.html
協力者にこの方が、
エキスポ売店 http://www.konoike.org/
黒川紀章 「EXPO'70 東芝IHI館 テトラユニット」 [建築]
名古屋市美術館の設計は黒川紀章さん。
名古屋市出身ですね。
そんな黒川さんは大阪万博では東芝IHI館を設計されました。
テトラユニットを組み合わせてできた有機的な印象をもつフレームが、
メタボリズムらしいです。
そんな、東芝IHI館を飾ったテトラユニットが、
名古屋市美術館脇にひっそりと、いました。
メタボリズムは新陳代謝のようなリサイクル的な思想も持っていましたが、
テトラユニットはオブジェとして再生した、、、のかな?
寂れた哀愁が、夢の跡という言葉を連想させます。
その他の建築のその後も気になります。。。
そして、愛・地球博は、、、
EXPO'70 東芝IHI館 テトラユニット
35年の年月のつくる風合い。そして、抱え持つ様々な意味。
改めてアートとして捉えると面白いと思います。
東芝IHI館の全景(長谷川明氏によるCG、EXPO売店でダウンロード可能?)
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こちらには解体写真が、
EXPO70 万博写真館 http://www.expo70.jp/photo/index.html
とっても気になるお店を発見。
エキスポ売店 http://www.konoike.org/
「荒川修作を解読する」展 [20世紀美術(日本)]
抽象絵画って具象絵画に比べて解釈が難しそうですけど、
本当は抽象絵画のほうがいろいろな解釈ができたりします。
たとえば、赤い丸の画があったとすれば、
見る人はりんごとも太陽とも赤い丸ともいろんな解釈ができます。
そんな「解釈の楽しみ」がアートもつ魅力です。
が、自分にとって解釈不能な作品っていうのもあります。
たとえば、荒川修作さんの作品もそんな一つでした。
最近も荒川修作さんの作品は、
デュシャン展、瀧口修造展、東京現代美術館などで観ました。
なんだか意味ありげに並べられた、写真、文字、矢印など
何かあるに違いないと思うんだけど、
どうしてもわからず、、、、
どこかむずかしい英語の本を読んでいるような、歯がゆい気持ちです。
(村上春樹のような小説にも一部こんな感じがあるような、、、)
そんな折、
名古屋市美術館で開催されている「荒川修作を解読する」展に行ってきました。
荒川修作さんの作品が12点展示されています。
展示方法は変わっていて、
会場には作品とその展示順を示す展示番号の他は作品名もなにも掲示されていません。
鑑賞者はまずは作品だけを観て「解読」を試みることになります。
作品しか情報がないので、何か情報を得ようといつも以上にじっくり観察します。
その後、作品脇にある詳細な解読シートを手に取り、改めて「解読」を試みます。
この解読シートはかなり充実していて、いろいろ教えられます。
(「ボトムレス」や「MISTAKE」にこんな意味があったんだ)
こんな体験を繰り返すことで、
難しそうな荒川作品がもついろんな意味がおぼろげに見えてきます。
奥深いです。
今回の体験をもとに
過去に出会った荒川作品の「解読」、試みてみようかな。
きっと、以前出会った時より楽しめそうです。
あと、養老天命反転地にも行ってみないと。
「解読」というより「体験」による荒治療もよさそうだな。
(養老天命反転地は荒川修作/マドリン・ギンズによるテーマパーク)
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「荒川修作を解読する」展 @名古屋市美術館(黒川紀章設計)
2005 3/19-5/8
名古屋市美術館 http://www.art-museum.city.nagoya.jp/
養老天命反転地 http://www.yoro-park.com/j/rev/