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ジャック・ドゥミ&ミシェル・ルグラン 「ロバと王女」 [音楽]

映画音楽ファンにとって特別な存在ミシェル・ルグラン
特にジャック・ドゥミ監督作品での楽曲はすばらしいです。

1964年の「シェルブールの雨傘」が一番有名ですが、
1970年の「ロバと王女」がデジタルニューマスター版として公開されています。

1960年代から1970年代にかけて映画は大きく変化しましたが、
ジャック・ドゥミの映画は大きく変わってないようにみえます。
当時の反応はわかりませんが、今から見ると変わらぬことによさを感じます。
ミシェル・ルグランの音楽もうまくあっていて。

ずいぶん前にサントラCDが発売されたことがあって、
音楽だけは聴いていたんですが、
今回やっと映像を見ることができました。

CDが映画公開に合わせて再発されました。

「ロバと王女」サウンドトラック

「ロバと王女」サウンドトラック

  • アーティスト: ミシェル・ルグラン, サントラ, アン・ジェルマン, ジャック・ドゥミー, クリスティアーヌ・ルグラン
  • 出版社/メーカー: ロックチッパーレコード
  • 発売日: 2005/10/19
  • メディア: CD

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「ロバと王女 デジタルニューマスター版」 @Bunkamura ル・シネマ

監督・脚本:ジャック・ドゥミ、原作:シャルル・ペロー「ロバの皮」、音楽:ミシェル・ルグラン
主演:カトリーヌ・ドヌーヴ

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ジャック・ドゥミ&ミシェル・ルグランで楽曲としてもっとも人気なのは
「ロシュフォールの恋人たち」
ぼくもやっぱり大好きです。

ロシュフォールの恋人たち

ロシュフォールの恋人たち

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2005/10/05
  • メディア: CD

ジャック・ドゥミ監督の遺作はやはりミシェル・ルグランと組んだ
1988年の「想い出のマルセイユ」。イヴ・モンタンが主演。
1990年の監督がなくなった頃見に行ったのですが、
色々変化してるんだけど、やっぱり変わらないよさがありました。
ストーリーや映像の色使いとか音楽も。
当時買ったサントラCDは宝物です。


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SLに乗って益子へ 真岡鐡道SLもおか [旅]

陶芸の街・益子を通る真岡線にはSLが走っています。
益子に行くついでに乗ってみると
また旅が楽しくなります。



益子駅は関東の駅百選に選ばれているようです。(真岡駅も)

SLは土日祝の上下各1便のみです

 真岡鐡道株式会社 http://www.hagakanko.com/sl/index.html
 真岡鐡道ファンのページ http://www.mokarailfan.com/
 関東の駅百選 http://makkou-hyakusen.hp.infoseek.co.jp/index.html


沖縄に学ぶ 「沖縄と濱田庄司展」 [民藝]

日本民藝館の「琉球の美」展で濱田庄司さんの沖縄風作品を見て、
濱田さんも沖縄から影響受けていたんだなぁと思っていたら、
そんな簡単なものではなかったようです。

 京都で道をみつけ
 英国で始まり
 沖縄で学び
 益子で育った

濱田さんの陶芸はこのように述べられていて、
沖縄のポジションはとても重要だったようです。


図録の表紙にもなってるこの紋様↑
実は”とうきび”を描いたものだったんですね。
知りませんでした。
”とうきび”いえば沖縄。
こんなところにも沖縄の影響が隠れていたんですね。

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「沖縄と濱田庄司展」@益子陶芸美術館
2005 10/2 - 2006 1/15
「とうきび紋様にせまる」@益子参考館
2005 10/1- 2006 1/31

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益子陶芸美術館には濱田庄司さん旧宅が移設、公開されています。




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浜田窯の一輪挿し [民藝]

浜田窯は益子参考館の隣に工房があり、
民藝陶器で有名な浜田庄司さんのお子さん晋作さんとお孫さん友緒さんが
作家、工房製品の二本立てで活動されています。

庄司さんの意志を継いだ作風で、
日常使いに美を認める、素朴な味わいの作品が特徴です。
益子の土は繊細な加工に向かないらしく、
厚手で流しかけたような釉薬が特徴ですが、
丈夫で扱いやすく、素朴な温かさを感じます。

益子参考館にて一輪挿しを購入しました。

浜田窯の作品は東京などでもよく見かけます。
ぜひ探してみてください。

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大山崎山荘美術館では「益子 濱田窯三代 庄司・晋作・友緒」展が開催中のようです。
ぼくは行けそうにありませんが、作家としての濱田窯をみることができそうです。

 大山崎山荘美術館 http://www.asahibeer-oyamazaki.com/tokubetu/syosai_8.html#01


益子参考館 [民藝]

民藝運動の濱田庄司が居を構え、窯を築いた益子
そこに益子参考館はにあります。

他の民藝運動の巨匠と同様に濱田庄司さんも古今東西の工芸品の蒐集家でした。
益子参考館には濱田庄司さんが集め参考にした品々が展示されています。
その蒐集品は世界各国に及んでいて、
ヨーロッパやアジアだけでなく中南米などの品々もあり驚きです。
蒐集品を見ていると、濱田庄司さんの審美眼、思いが伝わってくるようです。


長屋門の入り口 企画展示室や受付があります


栃木らしい大谷石からなる蔵は2号館、3号館 世界の工芸品を展示



濱田庄司館には濱田庄司さんはじめ
河井寛次郎さんやバーナード・リーチさんの作品も展示されています


いい味の椅子がなにげなく



濱田さんの仕事場だった工房や登り窯もそのまま公開しています
蹴ろくろのある仕事場には凛とした空気が流れていて
なんだか感動してしまいます



フユサクラ 一斉に咲かないので長く楽しめます

益子参考館 http://www.mta.mashiko.tochigi.jp/mta1/mashikoyaki/sankoukan/sankoukan.htm


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極上の紅茶屋 かまくら香茶庵 [食べ物]

鎌倉の覚園寺に通じる路地から少し入ったところに
こだわりを感じる紅茶屋さんを発見しました。

全部で50種類以上(くらいだったかな?)の中から悩みながら、
夏摘みダージリンとロイヤルミルクティー専用ブレンドのアフリカ茶を購入しました。
アフリカ茶は初めてだったんですが、いい香りです。

それぞれ「女王陛下の瞳」、「王の翼」と凝った名前がつけられています。
パッケージも凝っていて素敵な雰囲気です。
こだわりのお店でした。


ロイヤルミルクティーはやっぱりおいしいです。香りも。

 かまくら香茶庵 http://www.interq.or.jp/happy/kochaan/


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鎌倉寺見物 覚園寺 [日本美術]

鎌倉に行ったので、せっかくなのでお寺に行くことにしました。
いっぱいあってどこに行こうか迷ってしまいますが、
今回は覚園寺に行ってきました。

覚園寺へは細い路地をゆっくり登りながら向かいます。
いい雰囲気で気分が盛り上がります。

覚園寺は薬師如来に日光菩薩・月光菩薩を従えた薬師三尊が有名です。
坐像でありながら180cmを超える大きさ、
光背の効果もあって三体揃って圧倒的な存在感でした。

日光、月光の両脇侍は南北朝時代の仏師・朝祐作。
室町時代になると、いろいろ新しい文化が生まれたため、
仏像はやや後退気味と思ってましたが、結構いいです。

今回は特別に境内最奥の聖域に案内していただけました。
歴代住職の墓のある聖域は、手つかずの自然の残る山の中でした。
日本では昔から山に神聖な気持ちを感じていたと思うんですが、
仏教の聖域も山の中というのが新鮮でした。
山で囲まれた鎌倉らしい聖域です。


こちらが山門  境内は撮影禁止


ツワブキがここかしこに咲いていました。

覚園寺は1時間毎にお寺の方に案内いただくシステムで注意が必要です。
 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kids/jh/kjh_ka02.htm

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なぜ特別に聖域まで案内していただけたかといえば、
鶴岡八幡宮内の鎌倉国宝館で「特別展 覚園寺」が開催中のため、
御本尊以外のほとんどの仏像がご不在だったんです。

帰りには鎌倉国宝館に立ち寄って
十二神将像や地蔵菩薩立像(黒地蔵)などを拝観してきました。

 鎌倉国宝館 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/index.htm


秋の菓子 鎌倉・豊島屋の「邑落」 [食べ物]

鎌倉の味・鳩サブレーの豊島屋で買った秋限定のお菓子「邑落」
渋皮つきの栗で作られた和風マロングラッセといった感じ
おいしかったです。

紅葉はまだ早かったですが、
秋は確実にやってきているようです

 豊島屋 http://www.hato.co.jp/index.html


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イサム・ノグチ「コケシ」 @神奈川県立近代美術館 [イサム・ノグチ]

神奈川県立近代美術館の中庭には
イサム・ノグチの「コケシ」があります。

1951年の作品。
ちょうどこの頃イサム・ノグチは鎌倉市の北大路魯山人の離れに住んでいて、
さらに1952年には同じく鎌倉にある神奈川県立近代美術館で
「イサム・ノグチ展」も開催されたようです。

「コケシ」はおそらくその頃から展示されていると思うのですが、
妙にしっくりと周りの建物になじんでいました。

 神奈川県立近代美術館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/

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彫刻作品としてはほかにも、アントニー・ゴームリーや清水九兵衛さん、
李禹煥さんなどの作品が点在していました。


李禹煥「項」 

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神奈川県立近代美術館の設計は坂倉準三さん。
建物も有名です。



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ボクシング・ペインティング 「篠原有司男」展 [20世紀美術(日本)]

絵を「描く」のと「塗る」のは違うようです。
たとえばゴッホは「描く」作家のようで、
1本1本の線を描くことで画面を構成しています。
その執拗に描かれた線になにか情熱のようなものを感じます。
もしもゴッホが「塗る」作家だったら、、、
印象はずいぶんと違ったものになっていたと思います。
もう少しクールな感じ?

篠原有司男さんのボクシング・ペインティングは、
グローブの墨汁を両腕から繰り出すパンチで大画面に叩きつけた作品です。
秩序だってもなく、まったくの無秩序でもなく、
その時のリズム、スピードで繰り出されたパンチの痕跡。
そこから透けて見える印象は、、、
ゴッホの執拗に描かれた線と同様熱い感じです。
機械的なクールさとは程遠い熱気。

そう思って篠原有司男さんの絵画作品を見てみると、
ゴッホ同様執拗に描き、塗っている部分の少なさに気づきます。

表現方法としては一見アクション・ペインティングに近い気がしますが、
案外ゴッホに近いのかもしれないなぁと思いました。

日本のゴッホといえば棟方志功さんなんかもいますが、
やっぱり表現方法は全然違うんですが、
どこかゴッホに近いものを感じます。

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「篠原有司男 ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻」展 @神奈川県立近代美術館
2005 9/17-11/6

 神奈川県立近代美術館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/ http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2005/shinohara/index.html
 篠原有司男HP http://www.new-york-art.com/shinohara/

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ゴッホを「描く」作家と教えてくれたのはこちらの本です。
いろいろ教えられることの多い本でした。

ニューヨーク美術案内

ニューヨーク美術案内

  • 作者: 千住 博, 野地 秩嘉
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2005/10/14
  • メディア: 新書


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